HISTORY
アメリカと共に歩んできた170年の歴史
1848年ゴールドラッシュで一攫千金を狙う採掘者に向けGRIPSWANYグローブが誕生しました。素手での発掘は困難を極めバッファローの革でグローブを作ったのが始まりです。私たちはそこから改良を重ね牛革(ステアハイド)を採用し手に馴染むよう設計していきました。
GRIPSWANYグローブ独特の黄色はスワニーイエローと呼ばれています。当時は灯りが少なくグローブを落とした時に見つけやすくする様イエローに染めるアイデアが生まれ現行モデルでも同じ色に染色しています。ワークグローブの原型ともいえるGRIPSWANYイエローカラーのグローブは世界中で膨大なコピー商品を生み出しています。
1970年代私たちはグローブのホツレに悩んでいました。元来グローブの縫い糸は天然繊維、絹糸、綿糸に決まっていました。50年代すでに天然繊維と比べ風化、老化に強いナイロンを中心とした化学繊維が誕生していましたが皮革の強さと比べるとまだまだ弱く特に摩擦と熱には致命的な欠陥を持っていました。そこにディユポン社のKEVLAR【538℃まで耐熱性があり剛鉄と比べ強度がある魔法の繊維】が開発され、GRIPSWANYは世界で初めてグローブの縫い糸に使用し今までのグローブと比べホツレは0.8%に激減することに成功しました。しかもその糸がホツレた場合無料修理をするアフターケアも導入しました。※現在でもグローブの無料修理サービスはつづいています。
1983年GRIPSWANYが日本で発売されると同時に一部のアウトドアマニアに熱狂的支持を受けましたが日本人が使用すると次の問題点がクローズアップされました。1つは白人と日本人の骨格差により指先、親指の部分が日本人にフィットしませんでした。もう1つは革のなめしが日本人にはハードすぎて手に馴染むのに時間がかかるという事でした。
1985年4月いよいよ本格的アウトドアグローブであるGRIPSWANYが国内生産されることになりました。日本人の骨格にフィットするように裁断型も調整され革もソフトに仕上げ最高峰のアウトドアワークグローブが誕生しました。長い年月の波風に耐えて生き続けていた高品質の本物、GRIPSWANYは合衆国で生まれ合衆国で育った本格的グローブの逸品です。2008年GRIPSWANYグローブに付随したキャンプウエアが誕生しました。
なかでもキャンプ、焚き火で使用するグローブを収納出来るGRIPSWANYオリジナルデザインのBIGポケットを搭載したワークパンツ、キャンプパンツ、ギアパンツ、ファイアーポンチョ、ファイアージャケットを開発し新たに焚き火キャンプウエアのカテゴリを作ることが出来ました。これからも私たちGRIPSWANYはGRIPSWANYらしいアウトドアスタイルの提案をし続けて行きます。